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太刀魚、一本勝負!


皆さん、こんにちは!まるまつ海の研究所(仮)です。

第4回目となる記事は、【太刀魚、一本勝負!】です。


夏シーズンのメジャーターゲットである太刀魚。

東京湾だけではなく、関西、九州でも大人気のダーゲットで、大津近辺でも夕方から釣人が現れ、夜になると海面に電気ウキのオレンジ、グリーンがネオンのように並んでいます。

まるで太刀魚の繁華街(笑)


太刀魚の何が素晴らしいって、釣って楽しい、捌いて楽チン、食べて美味しいと三拍子揃った素敵な魚だと思います。


釣りごたえは、明確に手元にくるアタリとフィッシュイーターならではの追い食い。

下処理は鱗取りも必要なく、内臓処理も簡単で塩焼きはぶつ切りで魚焼きグリルへ。

食味は釣魚ならではの刺身、炙り、揚げ物に塩焼きと癖もなく旨味の詰まった美味。


狙わない訳にはいかないでしょうということで、太刀魚調査にいって来ました!

ボートのお客様でも、太刀魚を狙われる方がいらっしゃるとのことで、少しでも皆さんの参考になれば!


それではレポートをご覧ください!

 

北風3mと、絶好の天気ではありませんが、太刀魚を狙うべく釣果報告が多い、港を出て左側の電気屋さん沖あたりへ向けて10:45頃に出船。

メインはサバ短冊(スーパーの特価品を自宅で塩漬け)で、調子が良かったらジギングでも狙ってみようと思います。

ちなみに用意したタックルですが、この通り。

奥のタックルはタイラバ、タイジグ、SLJとソルトルアーならこなしちゃうお気に入り。

そして手前、大津で何でも適用できる秘蔵っ子。無機質なロッドエンド、、、イケてます。


※この(格安)タックルは、機会があったらご紹介します(笑)


さて、ポイントに入ってからサバ短冊で狙いますが、全く釣れません。

ガレ場、武山、中根、電気屋さん沖と何度も流しますが、アタリが一回のみ。

最後の流しで何とか太刀魚をキャッチできました!

約2.5時間粘って、これにて納竿。。

 

・・・


・・・


”時を戻そう”

こんなこともあろうかと(いつか来ると思ってたけど、こんな厳しい釣果が早めに来るとは)、この記事の前日にも調査釣行に出てました!(笑)

準備も含め、その様子をご覧ください!!

 

太刀魚といえば、鋭い歯でハリス(リーダー)を切られることがあり、各メーカーさんからワイヤーやパイプガードなど様々な仕掛けが販売されています。

しかし、仕掛けはできる限り手作り派の筆者。ワイヤーは不自然な動きをする気がするし、小難しいことは苦手なので、スロージギングの時に使う極太ハリスを使用してみました。

50lb(14号)!!

強度 約23kg、直径 約0.62mmの極太ハリスです。


そこに市販のカン付太刀魚針2/0をセッティング。

むふふ、ふとい(笑)

これなら、いっくら太刀魚でも簡単には切れないでしょう。

そしてカン付針は、内掛結びや外掛結びがセオリーと言われていますが、カン付に簡単に結べるクリンチノットで結び付け(ハリスが太すぎで掛結びで簡単に結べない汗)、ストレート天秤がセオリーと言われてますが、LTアジ用の弓型天秤を使ってみます。

※餌は前述の通り、特価品のゴマサバ短冊(切身を細切りして身をカット)


何でも研究してみるのが、このブログのスタイル。

さて、このハードセッティングで太刀魚は釣れるのでしょうか。



▼実釣編


この日も北風3mの予報でしたが、沖に出ると予報より体感的には風弱め。

太刀魚の釣果情報が多い、電気屋さん沖へ向かいます。


水深25m前後のポイントからスタートしていきます。


ちなみに餌の付け方は、様々なwebサイトを参照して、真っ直ぐに落とせるように上側の角を切ってから取り付け。

仕掛け投入時、巻き上げの時に餌がクルクル回らないのがポイントなんだとか!


ボートで沖に出られている方を見様見真似しながら、YouTubeで勉強した誘い方で狙います(笑)

基本はワンピッチの要領で、


・竿を軽くシャクる

・リールを半回転〜1回転巻き上げる

・巻き上げの反動で竿が下がったところで一呼吸ステイ


この流れを着底後、ハリス分巻き上げたところから10m程度誘ってみます。



シュッ ・ シュッ ・ シュッ

シュッ ・ シュッ ・ シュッ


コココ!!


底から5mほどでアタリがあったものの、どうして良いか分からず、アワせることもできませんでした(泣)

回収してみると、付餌はボロボロ。太刀魚がいることを確信します。


そして餌を付け替えて、同じように、


シュッ ・ シュッ ・ シュッ

シュッ ・ シュッ ・ シュッ


ゴン!!


今度は見事に(ちょうどシャクったタイミングに)フックアップ!

巻き上げてくると、指3本ほど70〜cmくらいの綺麗な太刀魚の姿が!


※翌日に本編予定だったので写真なくてすみません(泣)


その後、同じところへ戻って再び流してみますが、さすが幽霊魚と呼ばれるだけあって同じところを流しているのにアタリません。

移動が早いのか、群れが散るのが早いのか、理由は定かではありませんが、神出鬼没というワードが妙に似合い、魅力を感じる太刀魚。


ひと流ししてみて感じたのは、太刀魚は意外と泳力があること(針掛した後に2〜3回程度突っ込みます)、そして餌への執着心が強いこと。

このポイントを踏まえて、シャクるパターンを強くして、リールを半回転にしてみます。

(注)写真はポイントを離れた後に撮影していますので山立の参考にはなりません


グラスロッドなので大きめにシャクってはいるものの、45〜50°の幅で誘いを入れると、、


シャクるタイミング、ステイのタイミング、どちらでもアタリが頻発して、出港から帰港の約2時間で釣れました。

実釣してみて、ボートで太刀魚を狙うポイントは、

体力に余裕がありボート慣れしている方は、目ぼしいポイントを流し&戻っての流し釣り

・日ごとのパターンがあるため、様々な誘いを試してみる

・アタリがあった場合は、迷わず即アワセ

・アタリ後、針掛りしなかった時は、仕掛けを回収して餌が真っ直ぐ固定されているか確認

・取込み後、手で針を外す場合はエラ、ヒレのところを強く掴んで動きを静止する


研究結果、実釣後のハリスをご覧ください!

10匹ほど釣り上げた結果、丸印のところに小さな傷はあるものの、ほぼ無傷!

釣果から考えると、短冊釣りなら極太ハリスでも影響はあまりないようですね。


天秤や錘もLTアジ用を流用してますので、タチアジのボートリレー釣りも可能そうですね!


ちなみに、2日目に釣れなかった理由は、港付近のドック工事で警戒船が沖目まで出てきててポイントに入れませんでした(汗)

ポイントに入られる場合は十分に気をつけて、各船との距離を十分に保ってください。



そして、最後にお願いです。

海や魚の機嫌が良い日に太刀魚を狙い続けたら、数が釣れると思いますが、

食べることができる分だけお持ち帰りいただくなど、釣人みんなで海と魚を守っていきましょう!

もし、食べる以上の魚が釣れてしまった場合は、カエシを潰したり、他の魚種を狙うなど、優しく海へリリースしてあげてください。

よろしくお願いしますm(_ _)m

 

▼釣行データ

2020/9/15(Tue)11:30 - 13:30

晴天 風/北3m 波高/0.5m 中潮


2020/9/16(Wed)10:45 - 13:15

曇天 風/北東4m 波高/1.5m 大潮

 

【次回予告】

ハンドメイドテビシ



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